楽天無料本。割とタイトル詐欺。高配当の本を読んでいたと思ったら東京エレクトロンとかアドバンテストとか紹介しだして、「え?高配当どこいった?」という気持ちになった。
高配当投資って、基本は成熟企業のキャッシュフローを配当として受け取る戦略だと思っている。景気敏感で設備投資サイクルが激しい半導体を“高配当”の文脈で推すのは、どう考えても方向性が違う。
著者の意図としては「成長+配当のハイブリッド」を狙っているのかもしれないけど、それはもう高配当投資というより“成長株の一部を配当で補強する投資”に近い。
後半の方にあるポートフォリオがメインコンテンツなのかな?だったらまあ高配当株というのもわからんでもないが…
株探で概要をつかむ
→ニュースを見て、第三四半期累計決算【実績】で前期実績を把握する。今期の業績予想と3ヶ月業績の推移を見る。
全然知らない銘柄をどんなものか調べるアプローチ。自分はだいたい証券アプリから四季報の欄読んで調べているけど今度やってみてもいいかもね。
世界で輝くGNT企業に注目する
→グローバルニッチトップ企業。特定分野の小規模なマーケットにおいて、世界的に極めて高いシェアを持っている企業。
マニーとかデクセリアルズとか上げている。
あまりその視点はなかったのでここは読んでいて「なるほど」と思った部分。
ただ、冷静に考えるとGNT企業って配当利回りが高いわけではないし、どちらかというと値上がり益を狙う長期保有の文脈の方がしっくりくる。“配当で生活を安定させる”という高配当投資の戦略とは少し方向性が違う。
とはいえ、GNTの考え方自体は初めて知ったし投資の視野が広がるという意味では良い学びだった。
バフェット・コードで配当推移を見る
→これは普通に使えるかも
配当推移を見るときは以下を見ると良い:
- 減配の有無
- 増配の継続年数
- 配当性向の変化(急に上がっていないか)
- 営業CFと配当のバランス
高配当投資なら「配当性向が急に上がっていないか」は特に重要。 バフェット・コードはこの確認が一画面でできるので便利。
まとめ
読んでみて一番強かったのは「高配当投資ってこういう方向性じゃないよな」という違和感。 特に前半〜中盤の“半導体紹介タイム”は、高配当の文脈から外れていて、読んでいてちょっと混乱した。高配当ってもっと成熟企業のキャッシュフローを配当で受け取るイメージなので、そこに半導体を混ぜてくるのは自分の感覚とはズレる。
ただ、後半のポートフォリオはちゃんと高配当で、利回りも 3.9% と現実的なライン。 ここは普通に「高配当ポートフォリオ」として読めたし、構成も悪くなかった。自分的にも「これはないわ」という銘柄は特になかった。
多分この本のメインは「ポートフォリオを作ってみよう」のところなんだろうから、そこが見たい人にはまあいいんじゃないか?

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